マリア像が気になった
今年の私学研究会は鹿児島純心中学・高等学校で開催された。校内を案内された時、マリア様の像が何種類かあるのが、気になった。この年になっても、赤毛のアンなみに気になるのがおかしくもある。
早速調べてみると、これまた、びっくり、「マリア像と聖母子像」と検索すると、どこからかAIチャットが出現して、余計なお世話のまとめが出てきた。しかし、このお方はまとめ方が実にうまい。マリア像と聖母子像の違いが一度でよくわかる。以下、AI様が参考にしたらしいたネットを抜粋してみた。
「マリア像(マリアぞう)とは、キリスト教美術において[[イエス ・キリスト]]の母マリアを描く図像。描かれる人物はマリア単独、その子イエス・キリストとともに描かれる。その他マリアは様々な人物、事物とともに描かれ、その図像の種類は多岐にわたる。
いわゆるマドンナ、聖母子像はマリア像の一種でマリアとイエス・キリスト(多くは幼児、少年期)を描く図像。聖母子像といった際、どの時期、年齢のマリアとイエスを描くかにより、特別の図像名がつけられることもある。たとえば、受難における「イエス・キリストの亡骸を抱く聖母マリア」はピエタと呼ばれることが多い。」
この説明をよく読んでみると、AI様は「たとえば」の部分は書き足さないことがわかる。理解優先だから、できるだけシンプルに違いをまとめる書き方をする。アンによく似た私は、マリア像についてこれだけではなかなか満足できない。さらに、想像の翼を拡げてしまう。どうも、キリスト抱き方には決まりがありそうだ。教会や建物の入口にある像と中庭にあった像の違いは何だろう?学校の屋上にある一番大きな像には幼子のキリストはいないぞと、さらなる疑問がわき上がる。お祈りと手を広げるポ-ズの違いも気になるなあ?
ただ、マリアの抱き方、幼子キリストが手を広げる意味?と気になり出すと、さらにAIにも聞き返したくなる。しかし、聞く前に予想すると、キリストが右に抱かれるのは心臓のある側だろうと推測できる。また、手を広げて立つポ-ズは歓迎や祝福の意味があると思う。なにせ、世界一大きなキリスト像は手を広げて山の上に立っている。よく知られたコルコバードのキリスト像(ブラジルのリオデジャネイロ)だ。幼子イエスの手を広げるポ-ズも同様だろうと推測できる。しかし、ここからは再度、検索する必要がある。
新しい知と遭遇したら手軽に検索できる今の時代は本当にすごい。ただし、自分で考えて、「どこをもっと知りたいか」、「たぶんこうだからだろう」と解釈や想像したりする部分は大事にしたい。自分の知識とするには、他人事にしてはならないと気づかされた。マリア様に改めて感謝したい。