きばっど 令和の年に 19.4.3
「令」という漢字は、「命令」に使われるように「人に言って聞かせる」の意味が一般的です。ところが、「令嬢」なんて言い方があるように、「美しい」とか「よい」という意味もあります。そういうわけで、この元号には、「美しい」の意味の「令」と「和」にこめられた「平和」とで、平成に続いて戦争のない穏やかな平和な世界のイメ-ジするものとなりました。
その穏やかな世界の始まりに、コンピュ-タのデ-タがとんで、シヨックを受けています。平成最後の仕事がフイになりました。しかたなく「きばっど」を制作中です。便利になるたびに、PCの乗り換えは大変です。ちょっとした操作ミスですべてのデータが消失します。のりかえにはくれぐれもご用心。
さて、働き方改革は考え方改革であると思いますので、6月の文化祭では去年の使えるものは積極的に使ってください。0からの出発はのりかえをミスした苦労と同じです。この文化祭が育英館の働き方改革に一役買うかもしれないと楽しみです。「一粒食べたら300メ-トル」という宣伝より、「すごくおいしい、2度おいしい」というキャッチフレ-ズでお願いします。
音の響きが重要視される現在で、この「れいわ」は指示されると思います。やさしくて親しみやすい音の感じです。日本の古典からということで、多くの人の指示も得られたようです。選定される人々のセンスを褒めたいと思います。
ところで、ル-ルとマナ-とエチケットの話をすると、礼法はマナ-だといえます。守らないから罰があるわけではありません。社会に出たとき、マナ-が守れるかどうかはその人の信用を高めるかどうかになります。もちろん、ル-ルは守らないと罰があります。ペナルティが課せられるわけです。届け出をきちんとさせることがこの勉強になります。法的に有効になるためには文書を作成、提出しなくてはならないのが現代社会です。次にエチケットはどうでしょうか。こんなことは知らなくても大丈夫とたかをくくると、だれからも相手にされなくなります。公共の場ではマナ-やエチケットが常に意識されなくてはなりません。学校はそのトレ-ニングの場でもあります。小さいころからしつけられて身についたものもあるでじょうが、学校を出てからはなかなか注意する人もいなくなるので、マナ-を身に着けるにはラストチャンスなのです。
礼法の意味をきちんと教え、どこでも、だれにでも、同じようにできることを目標にがんばらせたいものです。そして、時、場所、相手に応じた声の大きさやタイミングなどまで、マスタ-できれば、社会に出て高い評価を受けるのはまちがいありません。育英館のあいさつがよいのは、TPOを意識できることですと自慢したいものです。始まりが肝心、礼法の必要性を語り、マナ-の一つとして身につけさせてください。今年も「きばっど」をどうぞよろしくお願いします。