保護者会で人儲け
初めての保護者会では、信頼を得ることがポイントです。信者を作るくらいの熱意で、人儲けを企んでください。「儲」という字は人を信者にすると分解できます。生徒の後ろにいる親を人財として活用することは人儲けと呼べそうです。そのためには、初めての保護者会を逃す手はありません。信頼をゲットする絶好のチャンスと考えて取り組みましょう。信頼を得るためには、保護者が「任せても大丈夫と感じる」安心感と「同じ方向を向いてがんばりましょう」という学校との協力意識を促進、強化することが大事です。
形としては、保護者代表に司会進行をお願いして、教師がよく聞き、よく応えるための布石とします。次に話の内容は透明性第一、随所に「同じ方向をむいて」などの協力依頼を語ります。「全部できるとはかぎらないが、お互いで協力していきましょう」と本音で語ると魅力的な教師と評価されます。生徒指導の局面では事前の情報交換をお願いしたいと語り、親と教師の敵対の構図は、最悪の結果となることも伝えます。悪いことをきちんと指導する時は、お互いの痛み分けも有りうると伝えておきます。何を伝えるのかは事前にまとめてタイパよく進めます。学校の行事をベ-スに学級関係や各行事への参加方法なども語り、保護者にもよく知ってもらっておきます。学級目標について語るときは、生徒の発達段階を考慮し、学級の実態に基づき、担任の願いとして設定したことも語りましょう。まとめると、保護者の信頼を得るには、透明性、共感、関係性の構築を中心に据えることが重要です。整理しながら語ります。
まずは、温かい雰囲気づくりです。保護者がリラックスできる環境を作ることが大切です。コーヒーや軽食を用意するなど、親しみやすい場を提供すると効果的です。笑顔や感謝の言葉を忘れず、参加していただいたことへの敬意を表します。次に、誠実なコミュニケーションをこころがけます。会の目的を明確に伝え、議題や流れを事前に共有すると、期待と準備ができます。誠実さと透明性を持って、教育方針や現在の課題を率直に説明します。保護者同士で具体的な成功例や情報の共有ができるとさらに信頼が深まります。本年度のスタ-トに関わる生徒の成長や活動の様子を写真やエピソードで共有すると、保護者は安心し、信頼を深める助けになります。時間を作り出し、質疑応答や意見交換の場を設け、保護者の声を積極的に聞き入れましょう。保護者の意見を尊重する姿勢をもつことも大切です。アンケートを実施し、保護者会後にフィードバックを求めると、期待を裏切らない改善が可能になります。最後に、今後の協力関係の提案をします。学校側からだけでなく、保護者と一緒に取り組める活動やプロジェクトを準備し、提案することで、信頼関係がより強固になります。学級レク(親子バレ-大会、バーベキュ-の夕べ等)もよい絆づくりとなります。