勝つために 6.12.18
勝つためには 自分が主語にならないといけない。他人事の勝負で勝てるわけがない。目的をもち、強く働きかけることが大切である。相手のレベルがわかっているなら、それに近づく努力をしよう。待つ人にチャンスはこない。
思いつくままに書いてみると、「狭き門より入れ、自分を主語にしなさい、自分で決めなさい」である。易い方法や他人が決めた目標は、勝ちにつながる要素にならない。受験突破ならベストコンディションにどうもっていくかでもある。この時期にある共通テストでは、体調万全が大事、ウイルス対策は徹底したい。「手洗い うがい マスク」も立派な勝ちにいく作戦だ。不眠不休なんて最悪、睡眠休養も忘れていけない。とにかくリズムのある生活こそ大切だ。
身につけたい力として「聞く力 読み解く力 分析力 質問する力」とあるが、合格を勝ち取った先輩に共通するものはもっと身近な力のようだ。面接やAO入試では、パフォ-マンスとか、人間力も合否に大きく関わっている。
3月の卒業式前にある先輩をイメ-ジして、「なぜ彼女は合格できたのか」と先生方と語ったことがある。そのまとめを紹介したい。その時、話題になったことは次のようなことである。
- 自分をよく見せる術を知っている。自分のよさや弱さを自分がわかっている。だから「長所を前に。短所を後ろに」で人に見せようと努力する。
- 多くの人の中で自分の位置をよく知っている。上も下もあることを自分がわかっている。世の中には自分よりできる人がたくさんいる。気を抜けば、たちまち順位は落ちる。どんな得意なものでも全力でやりきることが大切。
- チャンスはどこにあるかを知っている。どんなとき、どんな場所で、なりふり構わずがんばればよいかを知っている。見て評価してくれる人がいる。このタイミングをつかめることが合格につながるポイントだ。
- 勝負に勝つことの大変さを知っている。ほんの1点の差で1位と2位が決まる。そして、1位と2位とでは全然違うことを知っている。
- 大事な日にベストになるように自分をもっていける。体調や心を整え、準備することを何度かの体験で練習して身につけている。
- 人に流されない。自分の勝負に人をもちこまない。これは自分の勝負、だれも変われないもの。覚悟を決めて臨む。
いろんな力を教科の勉強で身につけていくが、最後のギリギリでの戦いは日常の生活をどう真剣に過ごしているかによるのかもしれない。常に戦いを意識するではないが、自分の長所もわからず、体調管理もできない者に勝利の女神が微笑むとは思えない。①から⑥は神様さえも味方につける極意なのかもしれない。「勝つ」にはそれなりの理由がありそうだ。